部品の受発注や加工を完全自動化し、サプライチェーン(供給網)を効率化するシステムの開発に着手した。工具交換や部品の切削をするハード、AIによる工具や材料の自動発注などのソフトウエアで構成する。調達元で部品が不足すればAIが直ちに各部品メーカーに発注し、自動で届く仕組みで、デジタルで結びつき、複数のメーカーが参加する。加工のたびに工具の摩耗具合を専用のカメラで計測し、減り具合に合わせてAIが工具の位置などを変え、精度を保つ技術を導入する。工作機械の稼働状況によって柔軟に部品の発注先を変えるため、機械の故障や災害が起きた際にも安定的な供給につなげられる。

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