深層学習手法の一つである畳み込みニューラルネットワークを利用した画像解析技術を使用したもので、防犯カメラがとらえた対象物を画像から判断し、水面の位置を把握することで浸水深を解析する。実験施設内で時間雨量 15mm から300mmまでの降雨を発生させ、施設内に設置したプール内の浸水状況を防犯カメラで撮影してモニタリング。撮影した映像から対象物を識別して浸水深を解析する AI 解析技術を開発し、試作版で検証を実施。防災 IoT センサで計測した実際の浸水深データとカメラ映像の解析値の比較検証を実施。実証実験後にデータ検証を進めた結果、発災の予兆や状況を捉えるという用途として十分に活用可能な技術であることが確認できた。

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