ケーブルカーのモータのインバータ化に伴い、2.4GHz帯はオープンな周波数帯であるため、秘匿性に懸念があった。自営無線局はハードルが高いので、ある程度クローズな周波数帯で、かつ導入しやすい手段として、長距離伝送が可能なうえ、届け出制の専用周波数帯で安心感もある4.9GHz帯を選択した。無線LANで使われる周波数帯はインバータとは大きく異なるため、ノイズも受けにくい。また、誘導無線では路線全長に渡って誘導線を敷設する必要があるのに対し、無線LANは最小限の工事で済む。RADWIN製品は、輸送設備や鉄道、防災分野など信頼性が求められる用途で豊富な採用実績があり、保安信号にも適している。

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