岩手県企業局の四十四田発電所(水力)の発電施設における保守・点検業務に対し、IoTやAI技術、現場メーターデータセンシングといったデジタル技術を活用したスマート化実証を行った。計器の値や設備の稼働音を、カメラ機能やマイク機能を搭載したレトロフィット無線センサーを用いて数値化し、遠隔での設備状態の確認が可能となった。全天球カメラやPTZカメラを備えた自律走行型の巡視ロボットにより、事前に指定した走行経路を移動し現場設備の計器や制御盤の表示等を撮影する実証も行った。遠隔運転も可能で、固定センサーでは確認できない箇所を監視できる。

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