音声入力を使い、看護記録を病室で即座に作成する。記録の大半が病室内で完成するため、作成時間を大幅に削減した。時間外業務の減少により、看護師の残業時間を短縮、有給取得率も増加した。本来業務である患者のケアやコミュニケーションに時間を割けるようになり、看護師の身体的・精神的負担の軽減、患者満足度の向上にも繋がった。またデジタルシフトによるペーパーレス化で、院内の印刷物を削減した。リアルタイムで更新される電子カルテ情報の確認から、看護記録の入力までスマートフォン上で完結するため、紙でのやり取りでは危惧された感染リスクを抑制している。

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