方式・名称  : IoT Marketing Platform CO2排出量算出の取組み

 

会社・組織方式・名称

対象

時期

特徴
内容
Fracta Leap、栗田工業水処理最適化ソリューション

インフラ

2021年5月

水処理におけるCO2排出量削減に向けた取組み
水処理において費用と電力消費量の占める割合が高いRO膜(逆浸透膜)装置を対象に、AIによって過去データなどから同装置の運転操作を最適化することで、運転費用とCO2排出量(電力消費量他)の同時削減を実現する。給水ポンプで原水に高圧力をかけRO膜を透過させる必要があるため、その電力消費量削減が水処理における重要課題であり、最適解をIoTとAIで求める。

三菱重工業、日本アイ・ビー・エム

CO2NNEXTM(CO2流通可視化デジタルプラットフォーム)

製造業、インフラ

2021年6月

CO2流通可視化を目指す取組み
中立性・公平性を担保して高度なセキュリティーを確保するブロックチェーン、スピーディーな構築や柔軟性を特長とするクラウド、カーボンニュートラルに向けた需給の最適化を行うAIなどを活用したデジタルプラットフォーム。サイバー空間上におけるCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)バリューチェーンの可視化を目指す。
ライナロジス、東京都トラック
協会
AIによる配送計画の最適化技術を活用した CO2排出削減効果を検証する実証事業

運輸

2021年12月

AIを利用したCO2削減効果の検証が始まる
東京都及び東京都トラック協会は、貨物車からのCO2排出削減をさらに推進するため、「AIによる配送計画の最適化」技術を中小貨物運送事業者に導入し、効果を検証する実証事業を開始した。配送計画とは貨物の配送順序やルート、時間、車両の選択などの計画を立てること。配送計画は、配車担当者の知識と経験が不可欠な作業だが、配車計画の本質は、「配送先というピースをいかに小さな枠の中に組み込むか」であり、ここにAIを導入することにより、AIが試行錯誤して効率の良い並べ方を自分で見つけることとなる。
ラトックシステムWi-Fiワットチェッカー

ビル・住宅

2022年2月

家庭内でのCO2削減への手段の提供
直接コンセントに挿すだけで簡単に設置できる電力計。測定したい電気製品の電源プラグを本製品に接続し、スマホまたはパソコンに表示。コンセントがどこにあっても、手元で計測値を確認できる。計測できるデータは、消費電力(W)、電圧(V)、電流(mA/A)、消費電力量(Wh/kWh)、計測経過時間(日/時/分)の5種類。さらに、その値からCO2排出量や電気料金のデータを算出する。スマホアプリを使用して、接続している家電への電力供給OFF/ON切り替えが可能。
i Smart Technologies 、旭鉄工CO2排出量リアルタイムで見える化

 製造業、インフラ

 2022年2月

製造業、インフラ向けのCO2排出量可視化
電力使用量とガスの使用量を自動計測しCO2排出量に変換し、1時間毎に集計するシステムを開発した。人手をかけずにスマートフォン等でリアルタイムにCO2排出量を表示することで、問題点の見える化と各種施策の効果確認も可能になった。
HacobuMOVO Vista(配送案件管理サービス)にCO2排出量可視化機能を追加

運輸

2022年4月

運送業向けCO2削減可視化サービス
配送案件管理サービス MOVO Vistaは、荷主、元請、運送会社の間での、電話・Fax・メールといったアナログなコミュニケーションをデジタル化し、業務の生産性向上、属人化解消に寄与する。また、企業間でやりとりされる配送案件をデジタル化し、商流情報と物流情報を配送案件に紐づけて管理するため、輸配送業務全体の最適化を行うためのハブとなるサービスでもある。今回追加する機能により、MOVO Vistaで配送案件ごとのCO2排出量が可視化され、削減に向けた取組みを具体的に検討することができるようになる。
日立ソリューションズグローバルSCMシミュレーションサービス

製造業、運輸

2022年4月

製造業の製造ライン、運輸業のサプライチェーンを合わせたCO2排出量可視化
グローバルSCMシミュレーションサービスでは、サプライチェーンにおける需給量の変動や生産・販売施策を組み合わせた複数のシナリオで利益やコストを比較し、最適な生産、販売計画を迅速に立案することができる。最新版では、原料調達から出荷までの、企業活動に伴い発生する製品・部品単位のCO2排出量も合わせてシミュレーションできるようになる。また、CO2排出量上限を設定することで、数理解析を用いた計算モデルによって、制約に従うすべての組合せから最適解を求めることができる。
アスエネアスゼロ(CO2排出量見える化クラウドサービス)

製造業、インフラ、情報通信、ビル・住宅、教育、医療・福祉、公共

2022年4月

幅広い業種で使えるCO2排出量可視化サービス
CO2やメタンなどの温室効果ガス排出量の回収・算出を自動で見える化して、業務の工数を削減する。誰でも簡単に使える操作性で、登録・報告業務をミスなくスピーディにできる。クラウドで使いやすい機能なので導入はもちろん、引き継ぎも簡単に行える。適切な削減目標を設定し、CO2ゼロの再エネ・クリーン電力、省エネサプライヤー、カーボンオフセット(クレジット・非化石証書の購入)など、CO2削減に向けた最適な手法を実行する。
サラダボール、アスエネ、農林中央金庫アスゼロ(CO2排出量見える化・削減クラウドサービス)

製造業、インフラ、運輸、ビル・住宅

2022年5月

同上サービスを使い、金融機関が関連先にCO2排出量可視化を提案
複雑だったCO2排出量算出業務を簡単にサポートする、CO2排出量見える化・削減クラウドサービス。主な特長は、①請求書などをAI-OCRでスキャン、客先の業務工数を削減、カンタンにCO2見える化、②システムは誰でも簡単につかえるUI/UXデザイン、③CDP認定の気候変動スコアリングパートナーとしての豊富な実績と経験、④CDP・SBT認証・TCFDシナリオ分析・ICPなどのSXコンサル支援が可能、⑤GHGプロトコルに基づいた各種イニシアチブや省エネ法などの報告資料の作成支援、⑥CO2クレジットによるオフセットやクリーン電力など、脱炭素ワンストップソリューション提供等。
ライナロジクス完全AI自動配車システムにCO2排出量算定機能を追加

運輸

2022年5月

AIを利用した運送業のCO2削減量の可視化
完全AI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」で立案した配車計画に対するCO2排出量を、画面上で簡便に確認できるようになった。Excel出力も可能。これにより、走行前の計画段階でCO2排出量を見積もることが可能になり、運送事業者は、よりCO2排出量を意識した配車計画に基づいた、輸配送業務が遂行できるようになる。荷主企業は、物流シミュレーションでの利用により、貨物量に対する適正なCO2排出量を把握でき、環境面に即した物流改善に役立つようになる。
鈴与商事、ウイングアーク1stEcoNiPass(CO2排出量可視化プラットフォームサービス)

製造業、インフラ、運輸、ビル・住宅

2022年6月

CO2排出量可視化をクラウドで提供
カーボンニュートラルの推進に取り組んでいる企業、ならびにそのサプライヤーのCO2排出量をクラウドサービス上で自動的に集計・可視化し、CO2排出量の現状把握と削減施策の検討を支援するサービス。温室効果ガス(GHG)プロトコルをベースとしたScope別表示やエネルギー種別表示、企業・事業所別表示など、CO2排出量をわかりやすく表示するとともに、月次トレンド表示や原単位表示により削減活動の進捗管理にも活用できる。利用者と報告を求めたいサプライヤーと共に使用することで、自社の排出量にサプライヤー各社の排出量を自動的に連携することができ、報告と集計の業務負荷を低減する。
UCC上島珈琲、国際航業コーヒー栽培における衛星データ活用

農業

2022年6月

CO2削減で農業における国際的な取組み
コーヒー農園において、遠隔からの生育診断で生産量や質をモニタリング、サビ病等の病虫害リスクの早期把握遠隔からの生産状況の把握や病虫害の早期発見を可能にし、農園のリスク管理に役立てる。周辺森林とシェードツリーの類似性を評価し、自然植生被覆の維持と管理を行う。シェードツリーによるCO2吸収量を評価し、シェードツリーの計画・管理に役立て、気候変動への貢献度を向上させる。シェードツリーとは、コーヒーの木は強い日差しに弱いため、一緒に植えて栽培する日陰となる木のこと。
三井倉庫ホールディングスCO2排出量簡易算定ツール

運輸

2022年6月

CO2削減の簡易算定ツールでグリーン物流を提案
輸送に関する重量・輸送手段・出発/到着地の3つの情報を入力するだけで、CO2排出量を即座に把握でき、輸送手段毎の計算結果の比較も可能となる。国内だけでなく国際輸送を利用するケースにも対応したツールを無償提供する。
関光汽船CO2削減効果計算ツール

運輸

2022年6月

CO2削減の簡易算定ツールで内航船利用を提案
物流事業者または物流担当者に向けて、ウェブサイト上で、「輸送する貨物の重量」、「輸送距離」等を入力すると、陸上輸送と、より環境負荷の低いフェリー輸送とを比較したCO2排出量や、海上輸送への輸送モード転換によるCO2排出量削減効果を算出できる「CO2削減シミュレーション」をオンライン公開した。
e-dash 、大垣共立銀行CO2排出量可視化サービス

製造業、インフラ、運輸、ビル・住宅、金融、教育、医療・福祉、公共

2022年6月

幅広い業種で使えるCO2排出量可視化サービスを使い、金融機関が関連先にCO2削減可視化を提案
脱炭素の第一歩であるCO2排出量の可視化については、e-dashにより電気やガス等のエネルギーの請求書をアップロードするだけで、事業を通じたCO2排出量(Scope 1・2)を自動で簡単に算出するなど、計算の手間を削減しながら正確なデータを蓄積できる仕組みを提供している。サプライチェーン排出量(Scope 3)についても、ソフトウェア上で手軽に算出・可視化が可能。大垣共立銀行の顧客へe-dashを提供し、脱炭素への取り組みの初めの一歩としてCO2排出量の可視化を支援していく。また、その先の排出量の削減に向けた施策の実行支援も含めて中長期的に顧客と伴走することで、脱炭素社会の実現をともに目指していく。
MaaS Tech Japan、産業技術総合開発機構MaaSデータ活用によるCO2排出量可視化・分析サービスの開発

運輸、公共

2022年6月

MaaS(Mobility as a Sarvice)によるCO2排出量削減効果の検証
MaaSデータ統合基盤「TraISARE」に、交通・モビリティの運行・利用データを用いたCO2排出量の算出ロジックを開発・実装し、CO2排出量可視化ダッシュボードとしての提供を目指す。移動データや運行データなどを取り扱うMaaSデータ統合基盤「TraISARE」に新たな機能としてCO2排出量計算機能を実装し、エリア内の移動で発生している複数の交通手段や複数の事業者を跨いだCO2量の算出を実現することで、交通分野におけるCO2排出量の把握や分析、あるべき施策の検討を支援し、交通・モビリティ分野におけるカーボンニュートラルに向けた取り組みを加速させることを目的としている。
三菱倉庫、Hacobu輸配送にともなうCO2排出量の可視化

運輸

2022年6月

スコープ3のCO2削減可視化
多くの企業に利用されているオープンなシステムであるMOVOを活用することで、輸配送単位毎のスコープ3のCO2排出量の可視化に取り組む。また、実験で得られたデータをもとに輸配送業務のさらなる効率化を目指す。実験は、トラック予約受付サービスMOVO Berthと配送案件管理サービスMOVO Vistaを使用し、三菱倉庫の南本牧営業所と茨木第一営業所で行う。スコープ3とは、サプライチェーン排出量(事業活動に関係するあらゆる排出を合計した排出量)から、スコープ1(事業者自らによる直接排出)とスコープ2(他社から供給された電気等の使用に伴う間接排出)を除いたもの。事業者の活動に関連する他社からの間接排出。
三井化学、三井倉庫ホールディングス二酸化炭素排出量見える化

製造業、運輸

2022年6月

製造業と国際物流におけるCO2排出量算出
三井化学の3年分の国際輸送により発生したCO2排出量を、三井倉庫ホールディングスと共同で計算した。この算定、原材料、生産、製品出荷に至るほぼ全てのCO2排出量の計算・開示を行うことが可能となる。特に製品出荷部分は、国際的な第三者機関の妥当性評価も得た精度の高い算出法。物流のサステナビリティ支援サービスである「SustainaLink」の提供メニューである国際輸送CO2排出量算定サービスを活用し、輸送モード・製品・輸送区間等ごとに、数万件に及ぶデータの分析を行った。排出量計算式は、国際輸送も包括する算定方法に基づいたもので、第三者機関であるDNV社による妥当性評価を受けた。
デイトナ、アスエネアスゼロ(CO2排出量見える化・削減クラウドサービス)

インフラ

2022年6月

再生可能エネルギー利用によるCO2削減の取組み
オートバイのアフターパーツメーカー「デイトナ」は脱炭素化を目的に、太陽光発電設備での発電とアスエネの再生可能エネルギー100%電力を導入した。今回、下記の3つの手法により、デイトナならびにグループ企業の使用電力における脱炭素化を実施している。①デイトナの太陽光発電設備で発電された電気が持つ「環境価値」の取り出し、②デイトナの太陽光発電設備から作られた電力を、登録小売電気事業者のアスエネを介して供給、③デイトナのグループ企業などに、トラッキング付非化石証書を提供。
ばさら、QUIsメニューのCO2排出量記載

飲食

2022年6月

飲食におけるCO2排出量見える化
イタリアンダイニングばさらとQUIsが協働し、メニューへの「CO2排出量」と「サステナブルマーク」を記載する。ランチメニューに、料理ごとのCO2排出量を示すシールを記載する。さらに、複数あるランチメニューの内最もCO2排出量のすくないものに「サステナブルシール」を記載し、サステナブルな選択であることを示す。CO2量の算出にはフードフットプリントの計算サイトを用いる。この企画はSDGsのゴール12. つくる責任つかう責任、13. 気候変動に具体的な対策を、に関連している。